町田康「くっすん大黒」

くっすん大黒 (文春文庫)

くっすん大黒 (文春文庫)

町田さんの小説は初読。
明け方にトイレ行きたくなって目が覚めて、ついでにテレビつけたらちょうどやってた江戸落語を視聴したときのような感覚になりました。
笑い芸なわけで笑うべきなんだろうけど何か必死すぎて笑えないどころか妙に悲しくなってくる。
つるつるの壺」を読んだときも思ったけど、この人の節々から感じるはにかみというか含羞の響きはいったいなんなんだろうな。


作中に出てくるムカつくおばはんが本当にムカつくので、やれんですな。